2010年05月15日

伝説の「ドラゴンキング=辰王」の正体

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紀元前1世紀前後、古代朝鮮の「馬韓」に、異邦人の民族移動があった。
『三国志』の「魏志韓伝」には、次のように記録されている。
「秦の役から逃れて、秦人が朝鮮半島に亡命してきた。
彼らは馬韓の人間とは異なる言語・風習を持っており、馬韓の人々は秦人を忌み嫌って、西方の土地を分け与えた」


秦人とは「秦帝国=グレコ・バクトリア」にいた人々で、ギリシア系及びイスラエル系民族である。
そして、「秦の役」とは、万里の長城の建設を指していると考えられている。
飛鳥昭雄氏は、 『失われたイスラエル10支族「神武天皇」の謎』で、次のように説明している。

――本来、秦人とは非漢民族のこと。
万里の長城よりも外側に住む流浪の民族を指す。
具体的にいえば、東北アジアからモンゴル、シベリア、そして西域の人々のことを指して、秦人と呼んでいるのである。
しかも、流浪というからには、彼らは定住型の農耕民ではない。
遊牧民である。当然ながら、そこには騎馬民族が含まれる。
ここで重要なのは、秦人とは非漢民族の遊牧民で、しかも多くの民族からなっていたという点である。
ゆえに、朝鮮半島に侵入してから秦人たちは「辰韓(秦韓)」と「弁韓」に大きくふたつの国家を樹立した。
だが、その内実は、それぞれ12の国から成り、合計24の国々からなっていた――


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こうして、紀元1世紀頃の朝鮮半島に、「馬韓」「辰韓(秦韓)」「弁韓」の三韓が誕生した。
飛鳥説によれば、この秦人の中に、謎の渡来人「秦氏=原始キリスト教徒」が含まれていたという。
「辰韓(秦韓)」と「弁韓」の中の各12国は、「イスラエル12支族」或いは「イエスの12使徒」を彷彿させる。
そして、飛鳥氏の話は次のように続く。

――秦人の侵入によって樹立した国家、辰韓と弁韓は、両国を合わせて「弁辰」と称し、ひとりの大王を頂いた。
これが幻の大王「辰王」だ。彼は騎馬民族出身の大王である。
辰王は辰韓と弁韓の両方を支配。
事実上、朝鮮半島の3分の2を自らの領土とした。
もともと多くの民族を束ねてきた辰王である。その器量は並ではない。
最初は馬韓の支配下にあった辰王だったが、徐々にその勢力を拡大。
もともとあった馬韓にまで影響を与えるに至る。
そして、ついに馬韓領内の「月支国」を自らの支配下に置き、そこに弁辰の都を置くことになる――


騎馬民族説の江上氏は、この辰王こそが、邪馬台国を侵攻した「崇神天皇」だと主張する。

『辰王=崇神天皇=スサノオ』

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そして、辰王は「ウガヤフキアエズ命」という事になる。
検証してみよう……と言っても飛鳥説だが、要約すると次のような内容である。
紀元3世紀後半になると、馬韓は「百済」、辰韓は「新羅」、弁韓は「伽耶」へと変貌する。
馬韓の辰王は百斉の王家となり、馬韓は騎馬民族国家となった。
しかし、辰王といっても1人ではなく、辰王の宗家は弁辰の地に移動した。
そこは当時、伽耶の領地となっていて、記紀ではこの地を「任那」と呼ぶ。
江上波夫氏によれば、任那は古代朝鮮語で「王の国」という意味らしい。

4世紀に入ると、騎馬民族が中国大陸に侵攻し、これに刺激を受けた北方の騎馬民族「高句麗」が朝鮮半島に侵攻し、更に北方にいた夫余族も動いた。
夫余族は、かつて高句麗と同族の騎馬民族であり、かの辰王の出身部族でもある。
この意味で、高句麗や百斉、新羅、伽耶の王家は、みな夫余族の末裔だといえる。
こうした騎馬民族が動くに及び、ついに辰王の王家も動き、彼らは朝鮮半島の南端から対馬、そして壱岐へと進み、ついに九州に上陸。
倭国を瞬く間に征服し、伽耶と倭国の連合国家を形成した……

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北川氏の検証によれば、出雲族は東南アジアの島々を経て朝鮮に渡り、壱岐島から出雲に上陸した。

『日本書紀』に於いては、高天原を追放されたスサノオは、新羅の曽尸茂梨(ソシモリ)に降臨し、その後、出雲にやってきた。
果たして、出雲族は九州に上陸したのか、出雲(島根県)に上陸したのか……。

或る実験によると、朝鮮半島南部から漂流した場合、対馬海流に流されて、島根半島の河下湾に漂着する可能性が高いという。
その近くには、フツの子「スサノオ」が生まれたと言われている宇美神社があり、朝鮮系の遺跡や伝承、そして「たたら製鉄遺跡」が残されている。
という事は、出雲族は九州ではなく出雲地方に上陸し、その後、アリオンのいう「スサノオ」が誕生した事になる。
アリオンも、出雲族の族長はスサノオの曾祖父、および父フツだったと伝えている。
『記紀』が伝える、日本に上陸した「スサノオ」の正体は、スサノオの曾祖父及びスサノオの父「フツ」のことだったのだ。

これまでの話をまとめると、このようになる。
「ソナカ家=上伽耶王家=任那王家=辰王家=スサノオ(スサの王)一族=出雲族」

彼らは「アレクサンドロス」の継承者を名乗るスキタイ系騎馬民族であり、アショカ仏教宣布団のソナカ一族のSP部隊だったのだ。
彼らこそ、アリオンの預言者・北川氏のいう「出雲族」である。
だが問題は、出雲族の日本列島渡来と、江上説の騎馬民族が日本列島に渡来した時期には、かなりの年月の差があるという事だけは頭に入れておかなければならない。
posted by 夢蛇鬼 at 18:18| Comment(7) | 伝説の世界天皇と王位争奪戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
馬韓、辰韓、弁韓・・・
今ある日中韓の問題は日本の大陸進出を根拠としていますが、これは霊的にかなり重要な意味を内包していると考えています。
朝鮮制圧を目論んだ人物は歴史上何人も現れています。
大日本帝国、西郷隆盛、佐藤信淵・・・豊臣秀吉・・・それらが根底には神功皇后のご神託があるようにしか思えないのです。
仲哀天皇の死の意味に、わたしの使命と閣下の使命がクロスオーバーするのかもしれませんね。
Posted by オクト at 2010年05月15日 23:39
神功皇后の三韓征伐は秦氏への対抗だったのかもと思っています。
いずれにしても秦氏がキーになっていると思われます。
Posted by 夢蛇鬼 at 2010年05月18日 13:25
秦氏・・・超有名な家名ですが、素朴な疑問・・・誰ですか?それ^^;
ロックフェラー・ロスチャイルド・秦氏・・・世界三大名家?
Posted by オクト at 2010年05月18日 20:51
もうすぐ秦氏の話に入りますが、少し時期を見た方が良いような気もしています^^;
Posted by 夢蛇鬼 at 2010年05月21日 13:15
身の危険を感じてらっしゃるのですね。
わたしも閣下に逢うまでは思考さえ監視されているような感覚に脅えていました。
真の敵は人間型ゲシュタルト防衛軍という邪念の総体だという気がします。
閣下にとっての八岐大蛇かもしれませんね。
誘惑の美酒が必要ですね。
既に設置済みですね。
誘惑の美酒=夢蛇鬼
Posted by オクト at 2010年05月21日 21:02
和解済みのつもりですが、あの霊団は本当に恐怖です(笑)
誘惑の美酒・・・僕が呑んでしまいそうです^^;
Posted by 夢蛇鬼 at 2010年05月21日 22:31
倭人朝鮮半島説なのに使われている三韓の地図が遼東半島説の物を用いている事に誰も突っ込まないのは何故なのか
Posted by at 2015年04月23日 12:23
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