2010年04月13日

角が有る人「卑弥呼」と「天稚彦」の関係

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「ツヌガアラシト」はソナカ(仲哀天皇)の別名だったが、実はそれだけではない。
まず、韓国の大統領の姓などでは、「ラ行」が「ナ行」の発音になる。
そして「シト」は「ヒト」であり、「人」を「ニン」と読む。
加治木氏によれば、「ツヌガアラシト」はペルシア語の「ツルカールニン」(Zulkarnein)だという。
しかも、ツルカールニンの意味も「角が有る人」で、それはアラビア語の「ドゥル・カルナイン」であり、「二本角が有る人」という意味らしい。

しかし、そのアラビア語も、本当は他の言葉に対する当て字だった……それは、

――あの釈迦を出した集団「ギリシア人にスキュタイと呼ばれた人々のグループ」のコトバだったのである。
それは前にもご説明したフィン・ウゴル語だ。
そのコトバでは「tulk=通訳」「kalu=物ごと・要件」「nain=女性」である。
「ツルカルナイン」とは「重要なことを通訳する女性」 、簡単にいえば「女通訳」であるが、少し違う点はふつうの通訳は「ナンでもカでも」通訳するのが仕事だから、ただ「tulk」だけで充分なのである。
それなのになぜ、こんなにゴテゴテとコトバを並べたのだろう?
それは、当時のその地域の王たちが残した粘土板の文書を見れば分かる。
そんな「名乗り」は王や貴族たちが好んでつけた「称号」なのだ。
だからその「物ごと・要件」といったコトバは、人間が話すコトバではない。
それは「神のコトバ」なのである。
それを人間に分かるように、「通訳」する「女性」。
それが「ツルカルナイン」の本当の意味だったのだ――


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「ツルカルナイン」がスキタイの言葉だったという事は、やはり騎馬民族はインド経由で日本に渡来した可能性が強い。
また、「アレクサンドロスはスキタイの王だった」という仮説を発表したが、アレクサンドロスも「双角王」の異名を持っている。
話が変わるが、ソナカには「天日矛」という別名がある事を前項で紹介したが、『日本書紀』に「天日矛」と人物像が重なる人物が登場する。

その名は「天稚彦(アメノワカヒコ)」。
両者の名を比較すると、まず「天」は同じで、「矛」は「ヒコ」と読むことが出来るので「彦」と同じ。
そして、「稚=チ」は沖縄から本土に変わると「シ」と発音し、鹿児島では「日=シ」である為、 「天稚彦」は沖縄語での当て字で、「天日矛」は鹿児島語での当て字だと、加治木氏は説明している。

『ツヌガアラシト=仲哀天皇=ソナカ=天日矛=天稚彦』

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では、『日本書紀』の記述を簡潔に見てみよう。

――天照大神の孫のニニギを、葦原の中国の王にしたいと思った母方の祖父タカミムスビが、そこに将軍を次々と派遣するが、誰一人として帰ってこない。
そこで「天稚彦」が派遣されたが、「下照姫」の婿になって帰って来ない。
タカミムスビは偵察にキジを送り込み、キジが木の上から様子を見ているところをアメノサグメが発見し、「天稚彦」に知らせた。
「天稚彦」はキジの胸を矢で射抜き、その矢はタカミムスビの所まで飛んで行った。
その矢は、タカミムスビが「天稚彦」に与えたものだった為、「天稚彦は戦っている」と思い、投げ返してやった。
すると、その矢が「天稚彦」の胸に命中して死んでしまった。
妻の「下照姫」は、天にも届くほどの大声で泣き叫んだ――


ここで登場する「天照大神」はニニギの祖母であり、卑弥呼のことではない。
前にも述べたが、「下照姫」が卑弥呼である。
その証拠は、全国の主要な神社の神名が記された『延喜式』の中にある。

「下照比売(シモテルヒメ)は比売許曽(ヒメゴソ)の神」

「ヒメゴソ」が卑弥呼と同一人物であることは既に述べたので、ここでは繰り返さない。
この物語で確認できたことは、「下照姫(卑弥呼)の夫が天稚彦」で「天稚彦は天日矛(仲哀天皇)」だったという事である。
そしてこの話は、邪馬台国を滅ぼした「狗奴国王」の話と酷似しているが、果たして……。
posted by 夢蛇鬼 at 10:45| Comment(2) | スサノオの正体と天皇家の関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
古事記の葦原中津国平定からニニギノ命が降臨する件は、何度も何度も読み返したものです。
アメノホヒノ神とアメノワカヒコを大国主神のもとに遣わしたのがオモヒノカネ神であり、この思兼神と私は妙に縁があります。
アメノワカヒコの死が、私の超常現象となぜかシンクロにあることを、閣下はよくご存知ですね。
続きをドキドキしながら楽しみにしています。
Posted by オクト at 2010年04月13日 20:16
アメノワカヒコも、あの人物ですね・・・
Posted by 夢蛇鬼 at 2010年04月15日 16:43
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