2010年04月10日

卑弥呼の夫「スサノオ」の謎

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卑弥呼は生涯独身だったとされている。
だが、皇后が天皇の妻である以上、神功皇后(卑弥呼)にも夫である「仲哀天皇」がいた。
では、「仲哀天皇」とは何者なのだろうか。
仲哀天皇は第14代天皇で、ヤマトタケルの実子だとされているが、アカデミズムではその実在性が疑われている。
だが、「第14代」及び「ヤマトタケルの実子」かどうかはともかく、「仲哀天皇」の存在は否定できない。

まず、卑弥呼の別称の一つに「ヒメゴゾ」という名前があることは既に述べたが、『日本書紀』の「垂仁天皇紀」によれば、崇神天皇の時代、意富加羅(オホカラ)国の王子がヒメゴゾを追って、舟で海を渡って出雲を経由して日本にやってきた。
王子の名は「ツヌガアラシト」といい、額に角を持つ牛飼いだったという。

『古事記』の「応神天皇記」にも同様の物語があり、「天日矛(アメノヒホコ)」という人物がツヌガアラシトに当たる。
「ツヌ」は沖縄語の「角」 、「アラシト」は「有る人」の訛りであり、ツヌガアラシトは「角が有る人」という意味である。
ツヌガアラシトは「都怒我阿羅斯等」と当て字されているが、沖縄語では「ツ」を「チ」と発音することが多く、古語では「我」は清音で「カ」と発音されていた。

加治木氏によれば、「都怒我」は沖縄語で「チヌカ」であり、耳で聞くと「チンカ」と聞こえ、沖縄の人に「チンカ」を漢字で書いてもらうと「天下」になるという。
また、「日」は「カ」の発音も持っており、「都怒我」「天日」ともに「チヌカ」と読める。
「矛(ホコ)」は、加治木によると「シト(ヒト)」の変化だという。

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仲哀天皇の名は、『日本書紀』では「足仲彦天皇」と書き、「タラシ・ナカツ・ヒコ」と読むように教えられている。
一方、『古事記』で神功皇后の名は「息長帯比売命」で、「オキナガ・タラシ・ヒメ」と読まれている。
しかし、「足仲」を「ソクナカ」と読めば、「息長」もまた「ソクナカ」と読める。
また、「足」「息」は「ソ」に対する当て字である可能性もあり、沖縄語の場合は「ス」に対する当て字となる。
だとすれば、「足仲」「息長」は「ソナカ」又は「スナカ」という事になるが、ツヌガアラシトの別名が「蘇那曷叱智(ソナカシチ)」なのだ。

また、仲哀天皇は『古事記』では「帯中日子天皇」と記され、神功皇后は『日本書紀』では「気長足姫尊」と記されている。
「帯中」を「タイナカ」と読めば、鹿児島語で「ティナカ」と発音し、沖縄語では「チンカ」と発音する。
また、沖縄では「気」を「チ」と発音し、 「気長」は「チナカ」となり、「チヌカ=都怒我」「チンカ=天日」の当て字だったことが分かる。

つまり、「帯中日子」は「チンカヒコ」で、ヒコを「日木」と書けば沖縄語で「シチ」とも読める。
ソナカシチの「シチ」である。
また、ヒコを「火木」や「火子」と書けば「ホコ」と読める。
これで、「ツヌガアラシト」と「天日矛」が同一人物であることが立証され、それは「仲哀天皇」のことだったのだ。

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では、本当の読み方は……

――都怒我阿羅し等という文字は、「完全な沖縄語の名であるスナカシチ蘇那か叱智」という名をスをツとなまって、沖縄語と鹿児島語の発音を「ゴチャまぜ」にして写したものである。
この逆のことは起こらないから、これでスナカシチのほうが先だったことがはっきり分かる。
本名は「蘇那か叱智」だったのである――

(黄金の女王・卑弥呼)

出雲経由で渡来した角が有る人は、牛頭天皇「スサノオ」を指していることも間違いない。

「仲哀天皇=スナカシチ=スサノオ」
「神功皇后=卑弥呼=アマテラス」


アリオンの預言者・北川氏は、次のように述べている。
「出雲族の強大な勢いに恐れをなしたイザナギとイザナミは、娘のアマテラスをスサノオの妻として差し出すことによって衝突の回避をはかり、二部族間の同盟を申し出た」
(アーリオーン・メッセージ)

つまり、 「スサノオ」はアマテラス(卑弥呼)の夫だったのである。
だが、『記紀』では、「スサノオ」は「アマテラス」の弟という設定になっている。
これは一体どうい事なのか……。
posted by 夢蛇鬼 at 02:37| Comment(3) | スサノオの正体と天皇家の関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
仲哀天皇と神功皇后・・・このふたりに対する閣下の検証で、わたしの頭の中も整理されていく予感がします。
折口信夫の『死者の書』に出逢って以来、18年間、天若日子の霊に思慕していましたが、不思議なことに閣下によって解き明かされていくのですね。
死者の無念は何のために・・・・とは、この時のためなのでしょうね。
閣下はルシファー・スサノオ・国常立尊・・・・
死者意識に捉われていたわたしの意識も解き放たれていく快感を感じます。
逆成仏=再生=ルネサンス
Posted by オクト at 2010年04月10日 08:07
この記事を書いていた当時、神社巡りで仲哀天皇と神功皇后に遭遇したケースが多くて、シンクロを感じていました。
Posted by 夢蛇鬼 at 2010年04月12日 12:18
やっぱ安来を抜きにして古代は解明できないと思う。
Posted by カーボンオフセット at 2013年04月21日 23:58
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