2010年04月03日

ヤマタノオロチ伝説の伝播ルート

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加治木義博氏は『言語復原史学会・大学院講義録』で、「世界の龍退治神話」について次のように述べている。

――世界には、<スサノオの尊> だけでなく、バビロンの <ギルガメシュ>。
ギリシャの <ペルセウス>。
インドの <クリシュナ>。
インドネシヤの <アジサカ>。
北欧の <シグルト>。
ドイツの <ジークフリート>。
キリスト教諸国の <セント・ジョージ> や <サン・ジョルジュ>
など、たくさんな竜退治伝説がある。
この「日本人のルーツ」でも指摘しておいたが、これらの伝説の主人公の名などが、互いに方言関係のように関連しあっていて、無関係でないことがすぐわかるので、スサノオの尊だけを切り離して考えることはできない。
ドイツの <ジークフリート> などは、むしろ逆に日本から向こうへ伝わった可能性が濃いことは前にもお話ししたが、ここで全体の共通牲につきお話しすることにしよう。
まず <ギルガメシュ> の <ギルガ> は で、 <ジョージ> と同じだとすぐわかる。
もそのままで <ジーグ> だから、ドイツ読みなら <ジークフリート> の前半分だとわかる。
その <ジークフリート> を縮めて北欧語化すると <シグルト> になる。
Georgeを二分して を <グ> 、 を <リ> にして清音化すると <クリ>、これに <ギルガメシュ> の語尾「シュ」を付けると <クリシュ> になる。
<アジサカ> と <スサノオ> だけが合わないが、それには次のような理由があるからである。
<スサノオ> は既に解明済みの通り、今はイラン領になっている <スーサ> の古名「スサ」の王という日本語名であるから、ギルガメシュ伝説が伝わっただけの、架空の人物ではない。
スサ出身の王またはその王統を継いだ王が、日本に来て体験した <神託> とおりの事件を賛嘆して、倒した敵を竜にたとえた比喩でなければ、総ては幼稚な怪物退治のお伽話になってしまう。
それでは無意味だから、実在した「スサの王」の史実の記録として、後世に伝えたのである。
上記で比較した伝説とは根本的に性質の違う現実に起こった史実を、「ギルガメシュの竜退治に、なぞらえた記録だ」と言うのが、最も正しい表現である。
アジサカはインドネシヤ語には類例のない名である。
ところが日本には、そのままの名の人物が 『記・紀』 に登場している。
それは阿遅鋤高日子根で、これが <アレクサンドロス> への当て字であることは、既によく御存知の名乗りである。
この鋤の字は我が国の古音では <サカ> とも読む。
だからインドネシヤのこの伝説は、日本から伝えたものであることは疑いない。
するとこの <スサノオ> は、幾人もいる <スサノオ> のうち、どの <スサノオ> か、その実体が、この名によって明らかになる可能性が見えてくる。
オリエントとの交流は一方通行ではなくて、文化をもった人々の往来が激しかったという証拠にもなる。
もう少し詳しく考察してみよう。
もう一度、簡単に繰り返すと、<ジークフリート> は、邪馬国の <邪>、狗奴国の <狗>、夫余国の <夫余> に人をつけた屋久島から高句麗までの王だった垂仁天皇の名乗りに合う「邪狗夫余人」を、<ジャクフリヒト> と発音したものによく合い、その妻・<クリムヒルト> も高麗国日霎人・<クリマヒルト> と書くと、高句麗の姫または女王という意味になって、その結婚は不思議ではない。
だからこの伝説は日本のものが、ドイツや北欧へ伝えられたもので、その時期はハンガリーやハンブルクが生まれた「フン人=八幡人=ハン」の欧州侵入によって移植された、我が国からモンゴル、そして欧州へと運ばれた伝説であって、オリエントから直接移ったものではない。
それは <ヒトラー> は <日虎>・<ミユラー> は <三浦>・<ザイツ> は <財津> といった複数の元日本姓が、ドイツに現実に存在することもまた、この移転、移住が事実であることを証言している。
遠隔地のドイツにそれが実在する以上、はるかに近いインドネシヤに阿遅鋤高日子根の名があっても少しも奇妙ではない。
そこには今も <アレクサンドロス> を名乗る族長も現存しているのである。
『記・紀』 の阿遅鋤高日子根は天の稚彦(若日子)の死後、登場する。
<稚彦> は卑弥呼の夫・ソナカ王子・仲哀天皇で、卑弥呼政権が倒れたあとに出現した天皇は垂仁天皇である。
彼は八俣大蛇の特徴をもつ卑弥呼政権を倒した <スサノオ>、その人なのだ――


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世界の「龍退治伝説」の中でも、「ヒッタイト神話」と「八岐大蛇退治」の物語は特に酷似している。
また、その主人公が「スサの王」ということであれば、やはりヒッタイトのスメラ族はエラムに移住していたことになる。
そして、このオリエント神話が日本に直輸入され、それが各国に伝播したと加治木氏は言っているのだ。

そして、<アジサカ> と <スサノオ> だけが合わず、「アジサカはインドネシヤ語には類例のない名」という事は、日本とインドネシアの関係が想像できるだろう。
しかし、この加治木説を注意深く検証すると、インドネシア系海人族の卑弥呼には、日向系、しかも白人系の血が流れていた可能性がある。
それを証明する前に、引き続き「ヤマタノオロチ伝説」を調査してみたい。
posted by 夢蛇鬼 at 02:27| Comment(2) | 天孫降臨と建国神話の真相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
加治木氏の以下の説に対する閣下の評価を伺いたいのですが・・・・
天若日古=稚彦=卑弥呼の夫=ソナカ王子=仲哀天皇・・・・
ここを読んだ時、凍りつきました。

Posted by 木花咲夜 at 2010年04月03日 22:25
この等式は、ある一定の法則によって結びついています。
勿論、多次元同時存在の法則などではなく、詳細はこれから少しずつ出てきます。
Posted by 夢蛇鬼 at 2010年04月04日 21:00
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