2010年03月29日

アレクサンドロスと秦始皇帝の謎

天文学者の飯島忠夫氏は、中国古典の天文記事には、中国で観測されなかったはずのバビロニアの星も記されており、中国の天文学はバビロニアの天文学そのものだという論文を発表した。
だが、バビロニアの天文学はシュメールの天文学を受け継いだものであり、シュメール人を追い出したアッカド人が、バビロニアを築いたという事実から判断すると、やはり、シュメール人一派が中国大陸の原住民となり、長江文明や黄河文明を築いたということになる。
そして、周代や春秋時代という王朝時代を経て、晋、そして秦の時代が始まった。

秦氏は秦始皇帝の子孫を名乗っているが、実のところ「ユダヤ人原始キリスト教徒」だった可能性が非常に高い。
詳細は、飛鳥昭雄氏+三神たける氏の共著『失われた原始キリスト教徒「秦氏」の謎』(学研)をお読み頂きたい。

shikoutei.jpg

実際、秦は紀元前778年から始まったとされているので、秦氏が秦始皇帝だったとすると、年代が全く合わない。
秦は紀元前221年に中国を統一し、紀元前206年に滅亡したが、それまでの期間が秦代と呼ばれているが、晋や秦はシュメールの月神「シン」に通じ、原住民の国だったのではないかと思われる。
そして忘れてはいけないのが、ヒッタイト人やイスラエル10支族の中国大陸進出である。

だが、それだけではない。
秦代以前の紀元前597年、南ユダ王国がバビロニアに滅ぼされ、バビロンに捕虜として連れ去られたが、後にペルシアによって解放された。
ペルシアには数多くのヒッタイト人(スキタイ人)がいた。
2支族もヒッタイトとの結び付きが深く、ダビデの時代から血統的に同化していた。
イエスの自我はゾロアスターだという説があるが、先述の通り、もしゾロアスターがスサの王だったとしたら、ゾロアスターもまた「スサノオ」の御魂を持つ預言者で、ダビデ王やソロモン王、イエスも「スサノオ」だったと言えるだろう。

2支族がスペインに移住したことは定説だが、実は10支族同様、南アジアや東アジアにも多くのユダヤ人が移住していたことが明らかになっている。
イスラエル2支族が中国の原住民国「シン」を支配したのだろうか。
「鹿島史観」を打ち出した故・鹿島昇氏は、中国の古典「秦本紀」はペルシア史を漢訳した偽史であり、始皇帝以前の記録は、アレクサンドロスが戦ったアケメネス朝ペルシアの歴史だと主張した。
尚、ユダヤ人が遺した「マカベア書」に、アレクサンドロスの出自が「ヒッティム(ヒッタイト)の地」と記されており、ヒッタイトの粘土板には「アラクサンドゥス(アレクサンドロス)」の名が登場する。

s36_07a.jpg

そして、秦(ハタ)はハッティ(ヒッタイト)ではないかという説もあり、その関連性も否定できない。
さて、中国ではローマ帝国を「大秦」と呼ぶが、仏典に記されている「大秦」はバクトリア王国を指しており、ギリシア人によって建国されたバクトリアも「大秦」と呼び、中国の「秦」はその植民地だったと考えられている。
そして、秦始皇帝はバクトリア王「ディオドトス」で、兵馬俑はペルシャ軍だというが、実際、秦始皇帝は金髪碧眼だったという伝説があり、始皇帝陵の陪葬墓で出土した人骨からも、ペルシャ系のDNAが検出されている。

鹿島説では、バビロンに捕虜となっていたユダヤ人(2支族)は、ペルシアによって解放された後、ペルシアに仕えて植民地・中国の建設に参加した者もいた。
その後、紀元前334年、アレクサンドロスがペルシア軍を壊滅させ、この時にアレクサンドロスの軍に大勢のユダヤ人が参加し、秦の支配者となったらしい。
そして、紀元前209年、河南人が反乱を起こしたが、秦の討伐軍に破れ、旧楚の名族である項梁が反秦軍を受け継いだ。

漢の創始者・劉邦はその部下として動き、秦を滅ぼして前漢(紀元前206年〜西暦8年)の時代となったが、これも年代的に秦氏(原始キリスト教徒)と関係があるとは思えない。
ちなみに、万里の長城や、土を押し固めて造られた中国の巨大ピラミッド群は、前漢時代に造られたものだと考えられている。
その後、前漢は一旦滅んだが、皇族の劉秀によって再興され、これを後漢と呼ぶ。

後漢は西暦25〜220年に興った王朝で、「三国志」として知られているが、西暦30年以降に原始キリスト教徒が漢王朝に融け込んだ可能性が高い。
念の為に説明しておくが、本来はユダ族をユダヤ人と呼び、広義の意味では、ユダ族とベニヤミン族を合わせた南ユダ王国の2支族、そして祭司職という特別な立場から12支族に数えない「レビ族」を「ユダヤ人」という。
従って、イスラエル10支族が日本列島に来ただけでは「日ユ同祖論」は成立しない。
posted by 夢蛇鬼 at 07:02| Comment(0) | 日本人のルーツの検証 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。