2010年03月28日

失われたヒッタイト人とカチカチ山の謎

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ヒッタイト帝国滅亡後、ヒッタイト人は東南アナトリアに移動して新ヒッタイトを築き、紀元前800頃まで活動したが、その後、消息を絶っている。
改めて確認しておくが、ヒッタイト人はハッティの文化を受け継いで、アーリア系言語を使っていたらしいことが分かっている。
そして、トルコは黒海に面し、彼らは優れた製鉄技術と騎馬戦法を持つ民族だった。
そこで気になるのが「スキタイ人」である。

スキタイ人は、新ヒッタイトが消えた紀元前8〜3世紀にかけて、世界最古の遊牧騎馬民族国家を築き、西シベリアからカスピ海、黒海地方にまで居住し、黄金製の工芸品を数多く残している。
言語は不明だが、アーリア系言語だと考えられている。
つまり、ヒッタイト人がスキタイ人になり、更にタタールの遊牧騎馬民族になったとしか考えられないのだが……この説を唱える学者がいないのが不思議である。

現在のタタール人は、ロシアのタタールスタン共和国に住むタタール人、黒海の北側に位置するウクライナ領のクリミア自治共和国に住むクリミア・タタール人、中国領に住むタタール人を指すが、タタールの名称は元々、モンゴル高原に住んでいた遊牧民の総称(タタル)だとされており、北アジアから東ヨーロッパにかけての広域で活動したモンゴル系、テュルク系、ツングース系の様々な遊牧民が、タタール人と称されてきた。

恐らく、ヒッタイト帝国滅亡後、ヒッタイト人の一派がスキタイ人となり、東ヨーロッパから北アジアに進出し、先住民と混血を重ねていったのだろう。
更に、タタール人の源泉がヒッタイト人であるならば、日本列島にも渡来した可能性は十分ある。
何故なら、国常立尊がトルコのエルズルムから日本列島に移動したことを、王仁三郎が伝えているからである。

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オックスフォード大学の考古学・セイヌ博士は、「日本人の中に確かにヒッタイト人の血が入っている」と断言している。
また、日本書紀に登場する「天忍穂耳命(アメノオシホミミ)」は、古事記では「正勝吾勝勝速日天忍穂耳命」と表記されているが、「勝勝(カチカチ)」はヒッタイトを意味するという説もある。
更に、秋田県の大湯ストーンサークルで出土した土器が、ヒッタイトで発掘された土器と酷似しており、ヒッタイト人が古代日本に渡来したことを証明していると言っても過言ではない。

出雲安来地方の島根県の製鉄工場では、タタラ製鉄の高い技術を受け継いで特殊な鋼を生産しているが、タタラ製鉄は朝鮮半島を経て伝来したものだと言われており、タタラの語源はタタル(タタール)である可能性が非常に高い。

出雲といえば、スサノオの「ヤマタノオロチ伝説」の地である。
ヒッタイト人は「牡牛族」であり、スサノオは「牛頭天王」と呼ばれている。
しかも、島根はスサノオが行った「根の国」に通じ、更には「生命の樹」の根に当たる「死の樹」に堕ちたルシファーにも符号する。

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さて、カチカチといえば「カチカチ山」を思い出すが、ストーリーをザッと見てみよう。

――お爺さんが悪さをする狸を捕まえて、狸汁を作るようにお婆さんに言い残して出掛け、夕方帰宅して狸汁を食べると、実はお婆さんは狸に殺されていて、お爺さんが食べたのはババア汁だった。
そして、お爺さんの話を聞いた裏山の白兎が、狸の隠れ家の前で鎌で芝刈りをしながら栗を食べ始めると、穴の中から狸が出てきて栗を分けてくれるよう頼み、兎は向こうの山まで芝を背負って行くという交換条件を出した。
兎は狸の後ろで火打ち石を出し、「カチカチ」と火を切り始めると、変に思った狸が「カチカチ鳴るのは何だろう」と質問した。
「この山はカチカチ山だからさ」と答えると狸は納得し、また歩き出した。
やがて、兎の着けた火が狸が背負った芝に移って燃もえ出すと、狸は 「ボウボウいうのは何だろう」と質問した。
「向こうの山はボウボウ山だからさ」と兎が答えると狸は納得したが、既に火は背中に燃え拡がり、狸は燃える芝を振り落として穴の中に逃げ込んだ。
兎はわざと大声で、「火事だ!火事だ!」と言いながら帰っていった。
翌日、兎は味噌の中に唐辛子を擦り込んで膏薬を作り、大火傷をした狸のお見舞いに行って塗って来た。
それから数日後、兎は狸を海に連れ出して、兎は木の舟を造り、狸は泥で舟を造って沖に出て、泥舟は溶けて狸は溺れ死んだ――


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火打ち石で「カチカチ」と火を切るというのは、製鉄を象徴しているのではないだろうか。
「火事」は、音も字義も「鍛冶」に通じる。
更に、木の舟を造って航海技術を持っていた。
カチカチ山の白兎の正体は、古代日本列島に製鉄技術をもたらして山人となった「アマ族」ではないだろうか。
ここで注意すべきは、兎は「製鉄技術を持っていたアマ族」で、陸路ルートで渡来したヒッタイト人(牡牛族)だということである。

また、白兎といえば「稲葉の白兎」の神話もある。
淤岐島の白兎が渡海する為に、ワニを利用して毛皮を剥がされるのだが、白兎が牡牛族だとすると、ワニは舟を示唆し、龍蛇族系のアマ族であることを暗に示している。
また、白兎は大国主命の処方によって怪我を治癒させたことから、大国主命も牡牛族だった可能性がある。

この神話の舞台は鳥取県だが、やがて島根県(出雲地方)に移っていく。
出雲は「製鉄民=牡牛族=鬼」所縁の地だが、彼らは最終的に日本列島の鬼門(東北地方)に追いやられていった。
牡牛族は隠れたことから「隠(鬼)」となったが、大湯ストーンサークルのある秋田県ではナマハゲが有名である。
これはまさしく鬼であり、「生剥げ」の名称は、白兎が毛皮を剥がされて赤くなったことに因んでいるのかも知れない。

秋田県の上の青森県では、古来より大国主信仰が盛んだが、鉄を産出する山に「大国主命」が祀られている。
また、大国主命が信仰していた「磐座信仰」があるが、これは黒い鉄鉱石であることから、「大国主命=大黒天」と同一視されており、そのルーツはヒンドゥー教の破壊神「シヴァ」である。
いずれにしても、スサの王が率いるヒッタイト人が、朝鮮半島から渡来したことは間違いないと思われる。

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ところがアリオンによると、紀元前3〜2世紀に海路ルートで上陸したアマ族が「出雲族」だという。
しかも、その出発地点はパミール高原である。
だとすれば、前述のシュメール系アマ族が「出雲族」ということになるが、出雲族が渡来する以前からアマ族は日本列島に渡来していた。
それに、出雲族は「牡牛族」で、それより遥か以前から渡来していたアマ族は「龍蛇族」だと言える。

以上の仮説を踏まえた上で、もう1度振り出しに戻って、よく考えて頂きたい。
ヒッタイト帝国が、王位を巡る内紛が原因で国家の崩壊を招いたのであれば、勢力の分裂があったはずである。
つまり、東南アナトリアに移動して新ヒッタイトを築いたグループの他に、もう1つのグループがあったと考えるのが自然である。
それが陸路ルートで日本列島に上陸したのだろうか。
大黒天のルーツがシヴァであるなら、インドと無関係ではない。
もしかすると、古代シュメール人が日本列島に入ってきた同じルートで、ヒッタイト人が渡来したのではないだろうか。
posted by 夢蛇鬼 at 04:27| Comment(6) | 日本人のルーツの検証 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日立つ光景は神々しい。鋼の強さを感じさせますね。
Posted by 安来のオジ at 2011年03月18日 00:19
スキタイ人は、北日本からも来ているといわれていますね。
北海道、知床半島の東側にある植別川(うえべつがわ)遺跡からも、鉄製の刀子が見つかっています。
この銀製品は日本最古級だそうで、同じものが、紀元前3世紀末から500年ほど中央アジアを制した匈奴(きょうど)の墓にも見られるそうです。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~amusic/un0505-4.html

それから、北の鉄文化は、渤海からのルートがあったと言われています。
Posted by とおりすがり at 2011年12月09日 19:10
結論ありきの意見のような気がしますが。
それでは、学界から、トンデモと呼ばれても仕方がないように思われますが。
Posted by 諸葛Akira at 2012年05月16日 19:58
>学界から、トンデモと呼ばれても仕方がない

何がトンデモなのですか??


出雲と東北地方は共通するものがあります。奥出雲のズーズー弁など。
古田武彦によると、靺鞨と言われた人はズーズー弁を使っていたんだそうです。
Posted by とおり2 at 2012年07月16日 22:12
GHQ焚書で、タタール系遊牧騎馬民族といわれる「ツラン民族」に関する研究はことごとく持ち去られたといいますね。たたら場の末裔です。一族にはトルコ系の濃い血やインド系、眼の青い白人系や中国雲南〜山東半島や北中国が混血していておかしくない、彫り深い奥眼二重瞼、しっかりした鼻を持っている人が多い。酒は全員強い。昔から、蛇に関する言いつたえや、蝮酒の伝統があった。白蛇は大切にする。
Posted by 鉄の民 at 2014年03月09日 09:10
学会、政界、そんな物を相手にしていては、本当のことを知ることはできない。連中は、金のためなら、平気でうそをつくし、歴史の捏造もする。

本当のことを知るためにガンバッテください。
Posted by あ at 2015年10月16日 01:44
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