2010年03月27日

牡牛と龍蛇の戦いの謎

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カナン神話の「バアル」は「主」という意味で、聖書の「ヤハウェ」と同義語である。
そのルーツは「マルドゥク」で、エジプト神話の「オシリス」、ギリシア神話の「ゼウス」、ローマ神話の「ジュピター」等に相当する。
そして、バアルは「牛神」である。
という事は、「神=悪魔」「牡牛=龍蛇」という構造になってしまう。

スサノオは海原を治める勅命を受け、また、八岐大蛇退治によって英雄としても語られる。
「スサ」は「荒む」などのように「荒らぶる」の意で、「嵐の神」や「暴風雨の神」ともされている。
また、王仁三郎によると「贖罪神」でもある。
これは、スサノオに対応するヘラクレスが「贖罪の旅」に出た事にも通じる。
つまり、スサノオは「英雄」であり、「海神・嵐神」であり、「贖罪神」でもあるのだ。

ここまでの話を整理すると、次のような等式で結ばれる。

「マルドゥク=プルリヤシュ=ヘラクレス=主=ミカエル=バアル=スサノオ」
「ティアマト=イルルヤンカシュ=ヒドラ=レビヤタン=ルシファー」


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これは「嵐神vs龍」という構図だが、嵐神は牛であり、「牡牛vs龍蛇」ということになる。
ところが、この最後の部分の「スサノオ」と「ルシファー」も同一神なのだ。
「主」である牛神バアルは、キリスト教では悪魔とされる。
魔界の副大統領的存在のベルゼルブは、蝿の姿をした醜悪な姿で描かれているが、「ベル」はバアルのことで、ルシファーと同一視されている。
つまり、牛神バアルは「龍」でもあるということになる。

その証拠に、カナン人はハム族で、エジプト人と血統的にも文化的にも親類だったが、シッチンによると、カナン人はアジアとアフリカの橋渡し役をしていた為、メソポタミア文明の強い影響を受けたという。
カナン人の直接的な接点は、アモリ人(アッカド語の「アムル」とシュメール語の「マルトゥ」の合成語)で、アモリ人の最高神が嵐の神「アダト」であった。

これはバビロニア神話の嵐の神「マルドゥク」に相当し、カナン神話の「バアル」となった。
アダトのシンボルは稲妻だったが、聖書で稲妻は「龍=堕天使ルシファー」の象徴でもある。

それだけではない。
マルドゥクは牡牛神と考えられているが、マルドゥクと龍はワンセットで描かれている。
マルドゥクが授けられた武器も「嵐」と「雷」である。
嵐は「スサノオ=牛」の象徴だが、雷(稲妻)は「ルシファー=龍」の象徴である。
だが、「スサノオ=堕天使ルシファー」である。

ティアマト(龍)は、七俣の大蛇やサソリ尾の龍などの怪獣を生み出したが、その中に「牛人間」がいる。
やはり、牡牛と龍蛇を分離することができない。
そして、龍蛇は悪者とされているが、どうなのだろうか。

ノアの大洪水以前、ムー帝国では7つ頭の蛇である「絶対神ナラヤナ」が崇拝されていたという。
エジプトのクレオパトラは「ナイルの蛇」という称号を持っていたが、ツタンカーメンの額にも蛇の飾りが付いている。

モーゼは杖をヘビに変えてファラオと戦ったが、これは「蛇と蛇の戦い」ということになる。
モーゼは神の命令で青銅の蛇ネホシタンを作り、蛇はイスラエル民族の信仰対象となった。

「青銅のヘビを造り、旗竿の先に掲げよ。
蛇に噛まれたものがそれを見上げれば、命を得る」

(「民数記」第21章6〜8節)

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これは十字架のイエスの象徴であり、「イエス=蛇=ルシファー」、即ち「ヤハウェ=ルシファー」ということになる。
別の見方をすれば、贖罪神スサノオは「イエス・キリスト」だが、同時に堕天使「ルシファー」でもある。
また、スサノオは牛神「バール」だが、同時に「ルシファー」であり「牡牛=龍蛇」ということになる。

マヤ神話のククルカンは「翼ある蛇」とされ、アステカの神ケツァルコアトルも「翼ある蛇」である。
また、空を飛ぶ蛇神は、エジプトの王家の谷でも発見されている。
その他、世界中で蛇神・龍神信仰は見られる。
尚、エジプト文明のルーツもシュメールにあるが、エジプトでも蛇だけではなく、黄金の子牛アモン(バアル)が信仰されていた。

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イスラエル10支族はこの牛神を信仰し、ヤハウェの怒りを買ったとされている。
これは「ヤハウェ」と「バアル(ルシファー)」の対立を表したものだが、バアルも「主(ヤハウェ)」なのである。
そして、ヤハウェの受肉としてイエスが誕生したが、イエスの象徴が蛇ということは、「ヤハウェ=ルシファー」ということで、更に贖罪神スサノオであるイエスは「牛神バアル」でもあるのだ。

また、ヒンドゥー教の象徴「ナーガ」も、7つの首の蛇である。
そして、ヒンドゥー教の絶対神は、「創造神ヴィシュヌ」「維持神ブラフマー」「破壊神シヴァ」の三位一体で、順にキリスト教の「御父エロヒム」「御子ヤハウェ」「聖霊ルーハ」に対応し、シヴァはルシファーにも相当する。
ところが、シヴァは暴風雨の神で「牛」で象徴され、 バビロニア神話の「マルドゥク」や、カナン神話の「バアル」にも相当し、聖書でいう「ヤハウェ」でもあるのだ。

日本神話で言うと、八岐大蛇を退治した牛頭天王「スサノオ」である。
たが、牛神シヴァの体にも蛇が巻き付いているのである。
従って、シヴァは「ヤハウェ」であり、「ルーハ」でもあり、「ルシファー」としての顔も持っていることになる。
話がくどくなったが、「牡牛=龍蛇」というのが結論である。
では、「牡牛と龍蛇の戦い」とは、一体何を意味するのだろうか……。
posted by 夢蛇鬼 at 23:36| Comment(0) | 日本人のルーツの検証 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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